答えの出ない事態に耐える力

対人援助職として

「閉鎖病棟」を書いた帚木蓬生先生の著書

「ネガティブ・ケイパビリティ〜答えの出ない事態に耐える力〜」

「100円ショップの観葉植物とソーシャルワーカーWEB予備校」https://furikaeru.me/100yenshopswwebschool/を読んでいただいた前職場の先生から、ネガティブ・ケイパビリティのキーワードを教えてもらった。

とても興味深いタイトルで、AmazonKindleで即購入。https://www.amazon.co.jp/dp/4022630582/

ウィキペディア(Wikipedia)を参考にすると

「ネガティブ・ケイパビリティは、詩人ジョン・キーツが不確実なものや未解決のものを受容する能力を記述した言葉。」とあります。

日本語訳は定まっておらず、消極的能力」「消極的受容力」「否定的能力などの訳語が存在。

悩める現代人に最も必要と考えるのは「共感する」ことで、この共感が成熟する過程で伴走し、容易に答えの出ない事態に耐えうる能力と記されている。

人の脳は「分かろう」とする生物の方向性が備わっており、さまざまな現象に「意味づけ」し「理解」し「分かった」つもりになろうとする。

マニュアル化し、分かったものとし、対処法も定まることで、回避せず安心しようとするのかもしれない。

問題が生じた時、的確かつ迅速に対処する能力が求められます。

ネガティブケイパビリティは、「どのようにも決められない、宙ぶらりんの状態を回避せず、耐え抜く能力」のようです。

キーツはシェイクスピアにこの能力が備わっていたと言っているようです。

帚木蓬生先生のこの著書にヒントがあるように思うので、読み進めてみたいと思います。

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