#19 「快楽」より「安楽」

対人援助職として

人生で大事なことはここにある

心が平穏でいられることこそ幸福

人間は「快楽」を求めてやまない生き物かもしれない。

おいしいものを食べたり、好きな事に没頭したり、ぐっすり眠ったり。

「快楽」は一瞬で、その場で消えていくから、「快楽」を求めすぎる人は「大きな快楽」を求めるようになってしまう。

「小さな悟り」に書いている通り、確かにその通りかなと思う。

満足感や幸福感より「快楽」を求めるようになると、依存になるのかもしれない。

日常の「快楽」から、依存ではない幸福感を得て、人生を豊かにする経験をしながら「平穏」に過ごすことは「安楽」になると思う。

しかし、「幸福」=「安楽」「平穏」だろうか。

一人で生きているなんで人間はいない。

社会の中で「平穏」が続くことはないし、人生がずっと「平穏」ではない。

様々な影響を受けて過ごしている。

「安楽」「平穏」ではない苦労や厳しさ、悲しみや辛さ、悔しさや不足感も大事ではないか。

「光」があれば「影」もある。

「善」があれば「悪」もある。

「幸福」があれば「不幸」もある。

「正直」があれば「嘘」もある。

「誠実」があれば「卑怯」もある。

「成功」があれば「失敗」もある。

人生の奥深さは、どちらも経験して知っているということ。

その経験から得るものが人を成長させるのではないか。

世の中、「影」「悪」「不幸」「嘘」「卑怯」「失敗」を叩き、批判し、削除しようと群がる価値観が氾濫しているように思う。

そう、否定している意見が多い。

肯定はしにくいことではあるが、その経験から何を得ていくかを大事にすることが失われがちになっているように感じる。

このことは、人を成長させる上でとても重要なことです。

人生を生き抜くことは、様々な経験をしていくことだと、教えていかなければならないと思います。

そうすれば、常にチャンスがあり、学びがあり、成長があると思えて、チャレンジすることが楽しくなるのではないでしょうか。

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