お陰様から二宮金次郎を知る

Diary

「お陰様で」とよく言うけれど、お陰って意味もわからず使っていた
簡単に言えば「神仏の庇護」ということが由来とある
そこから「お陰」とは人様の見えない行為を含めた支え、ということかなと思う

人様に迷惑をかけないよう
ということをよく思って伝えることはあるけれど
今の時代は言葉の通りに受け止める傾向がある
意味は
迷惑をかけながら生きていることを忘れないよう
ということ

自己主張することも
自己肯定して自分を大事にすることも大切
効率も言論の自由も大事だけれど
何が大切か意味を履き違えていることが蔓延している
今、自己主張、利益に価値の重きが向きすぎていないだろうか
そういう教育環境が未来より今を大切にする社会にしていないだろうか

幸せになりたいし、なって欲しい
苦労はしたくないし、させたくない

そんな思いは当然だけれど
不幸がなければ幸福はないし
苦労はするもので
苦労がないと成功も成長もない

自分を大事にするならお互い様の意識は大事
想像力や悩んで考え判断する力を育てることも大事
リスクマネージメントやアンガーマネージメントなども
行き過ぎは心が育たない
荒波のない海でいい船乗りは育たない
問題になる要因は排除すればいいのではない
人災天災は消えない
苦労をすることになっても
乗り越えていく力と支えが大切

効率よく失敗の少ない人生や社会は薄っぺらい
損得ではない
尊徳のように苦労しても積小為大報徳は本質に繋がると思う
仕組みや言葉に囚われ本質を想像する力のない社会ではなく
何が豊かであることを大切にするのか
人にも自然にも過去にも未来にもあらゆる生命に
お互い様、お陰様、感謝を忘れない心が残せたらと思う

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