#37 面倒なことこそ、しっかりやる

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竹には節があるからこそ、上へ上へと茎を伸ばしていける。
冠婚葬祭はその節と同じ。
親族や友人、知人と喜びや悲しみを共有する経験が大切。
人の気持ちを理解すること、相手の身になって考えること、人間的な成長を促してくれる。
「縁があって、自分は今ここにいる」ことに感謝。

小さな悟りより

お世話になってきた人とのお別れにここ何年間か行けていない。
気持ちが落ち着かないものです。
墓前に手を合わせ感謝を伝えることさえ何年も行ってなかった。
移動するにはもうしばらく様子を伺う必要もあるけれど、今年は時間を作れたらと思う。
社会人になって初めての勤務先で、亡くなられた患者さんと一晩を共にすることも多く、生前は会ってくれなかったご遺族に生前の様子を伝えることが仕事の一つだったことがあったことを思い出す。
亡くなられても会ってくれなかったご遺族も少なからずいた。
職場にそういう時のための服装も常備していた。
この患者さんの人生はどうだったんだろうと、線香を絶やさないようにしながらご遺体を前に過去の記録や本人の言葉を思い出すことも珍しくなかった。

人の死を意識したのは、幼稚園の頃の友達。
それから叔父や祖父母、親族、お世話になった近所の畳屋さん、同級生と・・・悲しいことは身近にとても感じていた分、意味を考えることが多かったかもしれない。
お別れなのか、お別れではなくて・・・大事なことを託してくれたような
だから毎年報告に行くのは感謝を伝えたかったということかもしれない。

ご縁があって自分は今ここにいる。

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