自分の価値は「時価」で決まる
「小さな悟り」より
■よくても舞い上がらず、悪くても引きずらず
実績が芳しくないと、気分まで下がっていくものです。「ああ、もうダメかもしれない」と悩んで、悩んで、ストレスを溜めている人が多いように見受けます。
ですけれども、そんなにこだわることではありません。なぜなら実績のいい・悪いなど、すぐに「過去の藻屑」になって、いつかは消えてなくなるものだからです。
直近の実績がよくても悪くても、それ以上でも、以下でもない、一つの現象にすぎません。
大事なのは「いまとこれから」。いってみれば、実績は未来に向かって積み上げていくものですから、常に「さあ、次、頑張ろう」と思えばいいのです。
すばらしい実績を出したからと言って、舞い上がって努力を怠れば、下り坂の一途をたどります。逆に芳しくなくても、奮起してがんばれば、上昇機運に乗ります。ですから、実績に振り回されずに、常に上書きしていく覚悟でいればいいと思います。そのほうが気分的にラクですし、リラックスして仕事に臨めるでしょう。
実績はつまり「こだわらない心」が作っていくものなのです。
自分の時価の折れ線グラフはどんな変化をしてきたのだろう
徐々に右肩上がりならばいいのだけれど
いろんな浮き沈み、山あり谷あり
人生なんてそんなもの
過去を振り返った時
手にしたものを手放さなければ
新しいものは掴めない
手放すことを恐れているからいつまでも溺れてしまうんだ
手にした身につけたものを大事にしたい、維持したい
それは変わらない自分を作り、成長を止めてしまう
時代遅れになってしまうことに気づかない
手放すことで新しいものが掴めるか不安になる
そんなことを考えている時期があった
大人しく引っ込み思案で遠慮深い地味で変化に弱いコツコツタイプ
だけど過去にしがみつくことがカッコ悪いと思うことがあった
年齢を重ねても変化できる柔軟さをもっていたい
そう思うようになった
過去は過去
過去に固執しても視界も世界も広がらない
怖がらずに手放そう
勇気を出して踏み出そう
たまには考えずに踏み出してみた方が
なんとかなって視界が広がる経験をしてみるといい
人も組織も同じかな
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