#58 仕事に「愛着」をもつ

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その心は「一つひとつを丁寧に」
「心がこもっていない仕事」はうまくいかない
私たち僧侶は日々、「作務」と呼ばれるお勤めをしています。坐禅や読経以外の掃除や、その他日常的なすべての作業が「作務」という修行なのです。その規範は「人が人であるための基本行為である」ということ。かみ砕いていうと「今日はこれをやろうと自分に約束した作務に、一つひとつ丁寧に取り組むことは、人として当たり前にやらなければいけませんよ」とされているわけです。
みなさんの仕事も同じでしょう。今日やらせていただく仕事は、自分が自分と「きちんとやろう」と約束したことなのです。なぜ「丁寧」か。それは、丁寧にやるには「心を込める」つまり一つひとつの仕事に集中することにつながるからです。
簡単な仕事だからと、おざなりにしていませんか?
労力がかかる仕事だからと、手を抜いていませんか?
急ぐ仕事だからと“やっつけ仕事“になっていませんか?
そこを反省し、今日から「丁寧に心を込めて」をモットーにしましょう。そして、いい仕事を積み重ねて、さらなる成長を続けましょう。

「小さな悟り」より

このところ、stand.fm という音声配信アプリで声に出して読む
そうすると黙読して頭の中だけで色々と思いを巡らすよりも
脳が能動的に働いている感じがする
一つひとつの言葉を噛みしめるように
丁寧に心を込めて・・・というフレーズも沁み入る

ひとつひとつ丁寧にやりたい気持ち
効率よく成果に結びつけることを求められるほど
理想通りにはいかないと割り切れてしまう自分を作っていく
随分、慣れっこになってしまったと思う

なんの変わり映えのしないストレスフルな日常は
見方を変えると
実は小さな変化も多く
なんていろんな体験をしていることだろう
毎日が変わり映えのない日々のようでいて
実は同じ日はひとつもない

人は慣れることで
大枠だけを見て
細かいところに目を向けなくなる
変化に気づかなくなる
そして「いつもこうだから」と思い込む

慣れることで楽になることもある
けれど
丁寧に心を込める
そのために
日々の変化に気づける
そんな心も大切にできたらとも思う

仕事に愛着をもつ - のんびり気ままなよっしぃチャンネル | stand.fm
「小さな悟り」より#58仕事に愛着をもつ について朗読と感想です。

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